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校長室より「風を感じて」

開校50周年通信vol.4/5

 「光陰矢のごとし」のとおり今年も残り一ヶ月となりました。年始めや年度当初に目標として定めたことの多くが中途半端になっていたり手つかずでいることに反省しきりです。それでも地域の「ひと」や「企業・団体」と新たなつながりを持てたことや地域のフィールドで生徒が活躍する場面が拡がったことには今後の可能性を感じています。詳細はまだお伝えできませんが、新たな提案をいただき、丘珠空港での企画に生徒が活躍しています。

 タイトル「風を感じて」はご存知の方も多いと思いますが、本校が開校した直後の昭和50年代にコカコーラのCMソングとしてヒットした曲のタイトルです。

 新たな年に向かって、また本校の新たな50年に向かって新たな「風を感じて」もらえるよう進んでいきたいと思います。

It's so easy 虚ろな夢 Easy to be happy 振り切って

時の流れ飛び越えてゆけ

開校50周年通信No.4.pdf開校50周年通信No.5.pdf

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開校50周年通信vol.3

 先週末に実施した開校50周年記念式典には、本校で勤務された4名の元校長先生に感謝状をお渡しさせていただきました。(出席が叶わなかった元校長先生からのお電話もいただきました。)参加された校長先生とお話をしていると、皆さんが本当に本校に対して今も熱い思いと期待を持たれていることを実感させられました。

 どの教員にとっても勤務を経験した学校や地域には特別な思い入れがあるものです。自分の初任校は根室西高校(現在は根室高校と再編統合)という学校でしたが、今も校歌1番から3番まで歌詞がなくても歌えます。失敗だらけでしたが、今でも時折初任校時代のことを思い出しています。これまで務めたどの学校にも心の一部は残してきているという表現が合っているかもしれません。

 いま本校で勤務している先生や在校生にとっても、本校を去ったあとも、なんとなく心のよりどころ・かえりどころとなる学校でありたいと思っています。開校50周年通信No.3.pdf

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開校50周年記念式典・記念講演

 本日、盛大に執り行うことができました。改めて、これまで本校に関わっていただいた教育関係者や地域、卒業生、保護者の皆様に感謝申し上げます。拙文ですが、式辞を掲載いたします。(開校50周年通信はフライングしてvol.7を掲載します。開校50周年通信No.7.pdf

 気持ちを新たに、次の歴史を紡いでいきます。

 式辞

 二十四節気の「立冬」が間近に迫り、本校の歴史とともに命を育んできた校舎前の木々も冬の装いを纏い始めた本日、これまでの本校の教育活動を支えていただいてきた歴代PTA会長の皆様や歴代校長先生をはじめ、多くのご来賓のご臨席を賜り、北海道札幌丘珠高等学校開校50周年記念式典を挙行出来ますことを衷心より厚くお礼申し上げます。
 開校50周年を迎えるにあたり、これまで子どもたちのために本校の教育活動に携わっていただいた教職員をはじめとする教育関係者の方々、そして本校の発展を見守り支えていただいている地域や保護者、卒業生の皆様に対し、心から感謝の意を表します。
 また、この歴史の節目に際し、同窓会の皆様が中心となり、PTAの皆様と協賛会を組織いただき、様々な記念事業の企画・運営をしていただいたことにお礼申し上げます。
 さて、本校は高度成長期の影響を受けた札幌市の若年人口の増加、高校進学率の上昇を背景に、「東区に高校を」という地域の熱い要望を受け、当時開基百年を迎えたばかりのここ丘珠の地に昭和50年4月、開校しました。開校当初はプレハブの仮校舎で体育館もなく、石だらけのグラウンドの整備や冬季の除雪には、生徒と教職員が総出であたり、昭和54年の校舎落成を経て現在の施設環境を整えました。改めて開校当時の卒業生や教職員の本校発展への熱い思いとその礎を築いていただいたことに深甚なる敬意を表します。
 初代校長、長浜英作先生が説かれた建学の理念を継承し、創立20周年の際に定められた校訓「不撓不屈」「至誠創造」のもと、これまでオーストラリアやハワイ、中国や韓国等の生徒間交流による国際理解教育をはじめ、様々な特色ある教育活動を推進してきました。
 平成21年度には、生徒の興味・関心や進路希望に応じた幅広な学びを進める普通科フィールド制を導入し令和4年度から展開する進学重視型ブロック制へと受け継がれ、これまで一万七千人を超える卒業生が札幌市内はもとより、道内外国内外で活躍しています。
 また昨年度、放送局がNHK全国放送コンテストのラジオドキュメント部門で最優秀賞に輝き、放送局として三度目の全国制覇を成し遂げるなど、多くの運動系・文化系の部局活動でも輝かしい成果を挙げています。
 時代の流れと共に、本校の社会的役割も少しずつ変化していますが、地域の方々の熱い要望を受けて開校したことに立ち戻り、教育活動の地域への積極的な発信や身近な教育的資源を活用した教育実践を進めることの使命を感じています。開校後、本校の施設設備の充実と足並みを合わせるように、地域の道路や下水道、電線等が整備されるようになり、現在の丘珠地区の町並みが作られてきました。本校の発展の歴史はまさに地域の歴史であり地域に暮らす人々の歴史でもあります。これまで以上に地域との関わりを深め、必要とされる学校づくりを目指していきたいと考えております。
 今年は世界のスポーツ界でも50という数字が大きな注目を浴びました。元北海道日本ハムファイターズでロサンジェルス・ドジャースの大谷翔平選手が達成した、50・50です。野球界の最高峰の舞台メジャーリーグの長い歴史の中で、はじめて50ホームラン、50
盗塁を同シーズンに達成しました。大記録の達成後も大谷選手は、新たな記録をひとつずつ積み重ねていったことが印象的でした。節目は節目として大切にしつつ、歩みを止めずに進み続けることの大切さを感じさせられました。
 全校生徒の皆さん、50周年という記念すべき素晴らしい年に在籍している皆さんには運命的な縁があるものと感じています。「丘珠高」で学んでいることにプライドを持ち、多くの先輩たちから受け継いだ「丘珠高」の歴史と伝統を大切にしつつも、新たな「丘珠高」を創造する歩みを進めてください。
 各ホームルーム教室には校訓に加え、「啐啄同時」の書が飾られています。これは、鳥の雛が孵化する際、内側から殻をつつくと同時に親鳥が外からも殻をついばむことから、学ぼうとする者と教え導く者の息を合わせて教示を与えることの大切さを表す言葉です。
 結びとなりますが、先人が築き上げてきた伝統を礎に、新たな一歩を踏み出し、さらに地域に愛され必要とされる魅力ある学校を目指して「啐啄同時」のもと、教職員と生徒が一体となり、たゆまぬ努力を続けていくことをお誓い申し上げるとともに、ご臨席をいただきましたご来賓の皆様に、今後も変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。

2024年11月2日        校長 能登啓児

 

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開校50周年通信vol.1

 ずっと投稿をサボってしまいました。生徒にも先生方にも「やってみる」ことの大切さを説きながら、言い訳のしようもありません。少しずつではありますが、しっかり発信していこうと思います。

 トップページにある通り、本校は今年度開校50周年を迎え、11月2日に記念式典・記念講演を実施します。

 札幌丘珠高校50年の歴史を生徒や保護者、教職員と共有するために発行している「50th Anniversary News」(開校50周年通信)をシリーズで掲載します。

開校50周年通信No.1.pdf

 

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