★放送局
第47回 高文連放送コンテスト 全道大会(11月14日~15日 江別市民文化会館)
朗読 3位入賞(かがわ総文祭2025 出場)
8位入賞
2025年4月の記事一覧
第51期生入学式
3月末の離任式で13名の教職員を送り出し、新年度から16名の教員・事務職員を仲間として迎えました。4月8日の着任式・始業式から2025年度51年目の丘珠高校が始業しました。不思議なもので、この2週間を経て、なんとなく新2,3年生の顔つきもキリッと一段、大人の顔つきとなったように感じました(本当に)。午後からは入学式。254名の新入生を迎え、全校生徒756名でのスタートです。
ちょっと長い(しかも拙文ですが)式辞をアップします。自分の高校時代の同級生の娘さんである、陸上競技やりなげの北口榛花選手の話しを盛り込み、15歳の入学生に響くように出来るだけシンプルな内容としました。
長く厳しい冬が過ぎ、目映い春の陽差しが仰ぎ見る石狩の山々を照らし、大地では草木が芽吹きはじめる季節を迎えた本日、PTA会長 辻佳代子様 をはじめ、多数のご来賓並びに保護者のご臨席を賜り、令和7年度北海道札幌丘珠高等学校入学式を挙行できますことを衷心より感謝申し上げます。
さきほど呼名された254名の第51期入学生の皆さん、改めて入学おめでとうございます。心から本校への入学を歓迎します。君たちは紛れもなく本日から札幌丘珠高校という舞台の主役となります。本校は地域の熱い要望を受けて開校し、昨年度に創立五十周年を迎えた東区で最も歴史の深い高校です。校訓である「不撓不屈」・「至誠創造」のもと、胸を張って三年間の高校生活を謳歌し、本校の新しい歴史を刻んでください。ブロック選択制によるカリキュラム編成や国際理解教育、魅力ある部活動など、皆さんの夢を実現させるための充実した環境と指導体制の中で君たちの活躍をサポートします。
高校入学にあたり、勉学や部活動とともに、皆さんに育んで欲しい二つの力についてお話しします。
一つ目は、自分とは異なる他者への想像力を豊かに働かせる力です。行き先が同じでもその経路にはたくさんの道があるように、目的が同じでも多くの生き方や考え方があるものです。自分に自信をもつためにも、様々な考え方があることを認識し、例えその考えに同意出来なくとも、他者の立場に立って物事を捉え、考える力を養ってください。他者を認めるためには、まずは自分を認める力が必要です。誰もがひとの助けなしでは生きてはいけませんが、自分に優しくなければ他者に優しくすることも出来ないものです。
国内外へと視野を広げると、自然災害や戦争、飢餓や貧困により、学ぶ機会すら奪われている同世代のひとたちがいることにも心を留め、一見、当たり前のように見える「学ぶことが出来る環境」が与えられていることに感謝の気持ちを忘れないでください。
二つ目は、新たなことに積極的に挑戦し、失敗を畏れず自己の道を切り開く力です。昨年のパリオリンピックの陸上やり投げ競技で世界の頂点に立った北海道出身の北口榛花選手は新聞のインタビューで、「自分が正しいと思う道を突き進めば、成功しても失敗してもやり直しが利くし、その後の人生の糧になる」との思いで鍛錬を重ね大舞台に臨んだと答えています。丘珠高校での三年間の高校生活で、挑戦する姿勢を持ち続けてください。努力しても思い描いた結果が得られないこともあります。しかし、皆さんに求めたいのは結果ではありません。挑戦しようとする姿勢と努力する姿勢です。昨夏の甲子園大会の選手宣誓で智弁和歌山高校のキャプテンが引用した、かつてメジャーリーグで活躍し今年野球殿堂入りを果たしたイチローさんの言葉「努力しても報われるとは限らない。しかし努力しなければ報われることはない」の通り、大切なのは実行することです。
皆さんが持つ可能性は無限大です。まずは「やってみよう」この言葉をキーワードとして、結果を畏れず挑戦する姿勢を大切にしてください。教職員全員が君たちの努力を全力で応援します。
これまで君たちがどのような中学校生活を過ごしてきたのかは、今日からの高校生活にはあまり関係ありません。ここからが新たな自分づくり、新たな集団づくりのスタートです。真っ新なノートに刻む新たな自分づくりのスタートです。困難な課題に直面したとき、出来ない理由を探すのではなく、出来る方法を考えることを心がけてください。前者は簡単ですが、後者は容易ではありません。やっとみつけた方法も失敗ばかりかもしれません。しかし、結果以上にそのプロセスが重要であり、例えうまくはいかなくてもその経験が次の目標達成への大きな力となります。
保護者の皆さま、改めましてお子様のご入学おめでとうございます。本日からスタートする三年間の高校生活、すべてが順調とはいかず、迷いや悩みを乗り越えなければならない場面も多々あると思います。そんなときは保護者としてだけでなく、人生の先輩として、相談助言をいただけければと存じます。
結びとなりますが、ご臨席を賜りました皆さまに、入学生並びに在校生の成長を支える学校づくりへの支援をお願い申し上げ、式辞といたします。
令和7年4月8日
北海道札幌丘珠高等学校長 能 登 啓 児
〒007-0881
札幌市東区北丘珠1条2丁目589番地1
TEL 011-782-2911
FAX 011-782-8370
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